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​魔界

 約1000年前に創造神によって作られた世界の1つ。通貨はG(ゴールド)。1G=1円相当。
長耳・翼・総合的な高魔力が特徴的な人型の種族、悪魔(自創作の大まかな種族分けでは亜人に分類される)が総人口の約半数を占める。
  残りの約半数は魔物が大半であり、特にモンスター娘の人気は高い。人間や獣人は非常にレア。

  時差はなく、比較的暮らしやすい地域が多い。
町の外は魔物が徘徊している為、ある程度の戦闘能力がなければ殺されてしまう危険性もある。

  海に囲まれた1つの大陸に4つの国がある形。右下にディエゴ王国がある。
  上層部――雲の上にはウェルフェ王国が、地下には鎖国されている地底帝国がある。地下への行き方は不明とされている。
 
  文明は中世ファンタジーが一番近い例えである。よくある剣と魔法の世界であり、銃がない。
一方で機械や化学の発達が遅れており、スマホが最近発明されたばかり。そのスマホも電話程度しかできず、インターネットの概念が存在しない。
  数百年に1度の割合で戦争が繰り返され、領土が変化してきたが、ここ近年は平和である。

  地球の日本が鎖国をしていた頃、お試しとして神様がゲートを開き、盛んな交流が行われていた事は有名。あちこちの遺跡に名残が残されている。
  魔界に住んでいる人間は地球から帰れなくなった者が最初とされ、総人口としては極少数である。マカヘキリ王国に固まっている為、人間を見たことがない悪魔や魔物も多い。
  長らく他世界との交流がなかったが、フォーレス王国の魔王アーデルハイムが地球に興味を抱いた事がきっかけでゲートの管理人が無許可で日本へのゲートを開いてしまい、約150年ぶりに日本と魔界の交流が再開された。

○フォーレス王国
 アーデルハイムが治めている王国。領土が最も広く、平地を中心に自然豊かな風景が広がっている。
 気候は温帯。農業が盛んであり、様々な森や湖が名所として知られている。
 魔物は植物型が多くアルラウネが最も過ごしやすい。アーデルハイムの義母ポジションであるリリーヴァリーも、昔かつて存在していたアルラウネの森の出身である。

 

○ボルノ王国
 地域によって季節の変化が激しい王国。全体的に暑く、暑さに強い魔物や動物が伸び伸びと暮らしているのがよく観察できる。
 気候は基本的に温帯だが、中央に近付くにつれて熱帯かつ熱帯雨林気候が目立ち、左部分は乾燥帯かつ砂漠気候。
 王都は熱帯地域にあり、密林が生い茂っている。人々は密林に慣れているので外部からの奇襲は困難。

○ヒーファ共和国
 悪魔ではなく、比較的知能の高い魔物達が治めている共和国。「国民の意思こそ我々の作る国だ」がモットー。人口は魔物が多く、様々な種族が手を取り合って暮らしている。
 気候は温帯。高低差の激しい地域が多く、飛行可能な魔物が暮らしやすい国とも言われている。

○マカヘキリ王国
 世襲制ではなく、力のある者が王になれる特殊な王国。現在の君主はマウイレアという人間の女性であるが、城には彼女と死神のクレッグしか住んでいない。
 マウイレアが君主になってからは何故か誰も城に近寄ろうとせず、これといったも政治も機能していなく人々は伸び伸びと暮らしている。
 気候が寒帯、それも1年のほとんどが雪や氷に覆われている氷雪気候に分類される。魔物も氷主体。農作物が育たず人もあまり訪れないので傭兵稼業が稼ぎの主体である。
 人間と悪魔のハーフである田舎勇者・フェイエンスの故郷でもある。

○ディエゴ王国
 海上にそびえたつ城が特徴的な海の王国。自給自足をしている人々が多いのが特徴。
 王位に就く種族は海に関連しており、人魚が大半であるが人魚と悪魔のハーフも歴史を調べてみると確認できる。
 気候は温帯。綺麗なサンゴ礁や海の魚たちは観光名所。

○ウェルフェ王国
 上層部に位置する雲の王国。他王国では見られない天使が暮らしており、国を治めるのも天使。
アーデルハイムの幼馴染である天使のメルフレッドは次期君主。
 音楽に力を入れており、オーケストラは圧巻。楽器のほとんどはウェルフェ王国で作られており、他国への輸出で主な経済を賄っている。
 気候は温帯。魔物はとても少なく、戦闘が苦手な者の楽園とされている。空への移動手段がないと訪れる事ができず、ウェルフェ王国に憧れを抱く魔物は多い。

○地底帝国
 約30年前にフォーレス王国へ侵略して敗れ、地上への道を封じられてしまった国。別名を鎖国帝国。昔はきちんとした名称があったらしいが、それすら歴史の闇に葬られてしまっている。
 荒れ地が半数を占める関係で地域によって貧富の差が激しい。現皇帝のエイルアンジュが何とか貧富の差をなくそうと努力している。
 気候は温帯。凶暴な魔物がうろうろしており、少しでも油断すれば命はない。
 一方で うま~くエイルアンジュを唆す大臣の「魔界の全てを我が物に」計画が徐々に進行している等、帝都内の上層部は野心溢れる者に乗っ取られてしまっており腐敗している。
 「母上を奪ったフォーレス王国が許せない」「地上の領土を手に入れれば民を幸せにできるのでは」というエイルアンジュの考えの下、地上への道が徐々に綻びているのもあって再び戦争が起こるのは時間の問題である。

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